和名 16進数 HSB
■紅(くれない) #d7003a 紅花で染めたものを紅という。呉から来た藍ということで「くれない」と呼ばれていた。
■金赤(きんあか) #ea5506 黄み寄りの明るい茶色。金茶とも言う。
■山吹色(やまぶきいろ) #f8b500 初夏に咲く山吹の花のような、赤みがかった明るい黄色。
■萌黄色(もえぎいろ) #a7bd00 春先に萌え出る木の芽のような、黄みがかった鮮やかな緑色。
■翡翠色(ひすいいろ) #38b48b 翡翠《カワセミ》の羽のような、青みがかった美しい緑色。
■浅葱色(あさぎいろ) #00a3af 藍染めの浅い段階の色。緑みがかった薄い青色。
■薄藍(うすあい) #0094c8 藍染の薄い色のもの。
■天色(あまいろ) #2ca9e1 晴れ渡る天空のような、澄んだ明るい青色。
■花色(はないろ) #4d5aaf 露草の花の汁で染めた色。露草色ともいう。
■菖蒲色(しょうぶいろ) #674196 菖蒲の花のような青紫。
■躑躅色(つつじいろ) #e95295 躑躅のの花のような赤みの強い紫。
■濃紅(こいくれない) #a22041 紅花染めの一番濃い色をいう。
■丹色(にいろ) #b5351a 丹とは赤い土の顔料のことで、その黄みがかった赤色を表す。
■狐色(きつねいろ) #d9972f 狐の毛の色に由来する、明るい黄みの茶色。
■芥子色(からしいろ) #d0af4c 洋辛子のようなくすんだ濃い黄色。
■菜種油色(なたねゆいろ) #a69425 緑みがかった黄褐色。菜種油の色に似ていることから。
■草色(くさいろ) #7c8c0f 草の色を表す濃い黄緑色。
■常磐色(ときわいろ) #007b43 常緑樹の葉のような濃い緑色。
■納戸色(なんどいろ) #006272 藍染めのくすんだ色。お納戸役の制服の色等、由来には諸説ある。
■紺色(こんいろ) #223a70 藍染めの最も濃い段階の色。色合いによって様々な呼び名がある。
■梅紫(うめむらさき) #aa4c8f 紫貝からとれる染料の色で、にぶい赤紫。
■牡丹色(ぼたんいろ) #e7609e 牡丹の花のような、紫がかった濃い紅色。
■茜色(あかねいろ) #b7282e アカネという植物の根で染めた色。
■樺色(かばいろ) #ca662c 桜の樹皮のような赤みがかった茶色。
■黄朽葉色(きくちばいろ) #caaf35 黄みがかった枯葉のような暗い黄色。
■苔色(こけいろ) #89902b 苔の色そのものをいう。にぶい黄緑色。
■緑青(ろくしょう) #47885e 銅に生じる緑色のサビ。日本画などに使われる緑色の顔料。
■山藍摺(やまあいずり) #447068 山藍の葉を摺って染めた色。蓼藍を使った藍染めより深い緑みの色。
■藍色(あいいろ) #165e83 藍染めの代表的な色。緑みがかった青。
■菫色(すみれいろ) #7058a3 スミレの花の色。薄い紫色。
■茄子根(なすこん) #824880 茄子の実のような、暗い青紫色。
■長春色(ちょうしゅんいろ) #c97586 鈍い紫みの赤。中国原産の長春花というバラの名が由来。
■蘇芳色(すおういろ) #9e3d3f インドなどが原産の蘇芳で染めた、強い紫みの赤。
■土器色(かわらけいろ) #c37854 素焼きの土器の色。
■黄土色(おうどいろ) #c39143 古代からある土の絵の具。その黄土に似た染め色。
■鶯色(うぐいすいろ) #928c36 鶯の羽のようなくすんだ暗い黄緑色。
■松葉色(まつばいろ) #5e8630 松の葉のくすんだ緑色。常緑樹である松は永久不変の象徴。
■千歳緑(ちとせみどり) #316745 古い松の葉のような、落ち着いた深い緑。
■鉄色(てついろ) #005243 鉄分を含む釉薬の色から。または鉄の焼き肌の色からとも。
■濃藍(こいあい) #004a6c 何度も染め重ねて濃くした藍染めの色。
■紫紺(しこん) #460e44 暗い紫色。ムラサキという植物の根で染めた色で、紫根とも書く。
■濃色(こいろ) #61272b 平安時代、紫は色の中の色と言われ、薄い紫を薄色、濃い紫を濃色と呼んだ。「こきいろ」とも言う。
■赤銅色(しゃくどういろ) #752100 赤銅の色。暗い黄みがかった赤。
■雀茶(すずめちゃ) #aa4f37 雀の頭部から背にかけての色。赤みがかったうす茶色。
■琥珀色(こはくいろ) #bf783a 琥珀は樹脂が化石になったもの。その色。
■麹塵(きくじん) #6e7955 天皇の平常時の袍の色で禁色。刈安と紫草を合わせて染める。
■木賊色(とくさいろ) #3d6e3c シダ植物の一種、木賊の茎の色。くすんだ緑。
■天鵞絨(びろうど) #2f5d50 暗い青みの緑。毛染織物のビロードが名前の由来。
■熨斗目色(のしめいろ) #426579 能装束の熨斗目の地色に使われたことから、この名が付いた。
■二藍(ふたあい) #915c8b 紅(呉の藍)と藍(あい)を重ねて染めたのがこの名の由来。
■桃色(ももいろ) #f09199 桃の花のような淡い赤。紅染で薄く染めた色を言う。
■鈍色(にびいろ) #727171 薄墨染めに露草を重ねた青みの灰色。古くは喪服の色だった。
■濡羽色(ぬればいろ) #000b00 濡れた烏の羽根のように、艶のある黒。

色の和名とカラーコードは「日本の伝統色 和色大辞典」を参考にしました。

文字として見やすくするために、若干色味は変えています。